日本人にメッセージを伝える時の3つのポイント / 日本の「不都合な真実」を暴くイギリス人

 

皆さんは、デービッド・アトキンソン氏をご存知でしょうか?

先日、氏の講演を聞く機会があり、また著書も読んだところ新たな気付きがあったので、紹介させて頂きます。

 

 

(1) デービッド・アトキンソン氏とは?

氏の経歴は以下の通りです。 (Wikipedia より一部抜粋)

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オックスフォード大学で日本学を学ぶ。アンダーセン・コンサルティング(アクセンチュアの前身)やソロモン・ブラザーズに勤務し、1990年頃に渡日。1992年にゴールドマン・サックスに移ってアナリストとして活動し、バブル崩壊後の日本の銀行に眠る巨額の不良債権を指摘。2006年にパートナーに昇任した後、2007年に退社。

アナリストを引退して茶道に打ち込む時期を経て、日本の国宝や重要文化財などを補修している小西美術工藝社へ2009年に入社。2010年に会長就任。その後は日本の文化財の専門家として、日本の文化財政策・観光政策に関する提言なども行っている。2017年6月より、日本政府観光局の特別顧問に就任。

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(2) デービッド・アトキンソン氏が暴く日本の不都合な真実とは?

彼は著書「新・所得倍増論」において、日本の生産性の低さを指摘しています。

例えば、我々日本人は、以下のような日本経済の輝かしい功績を良く聞かされてきました。

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GDP=世界第3位

輸出額=世界第4位

ノーベル賞受賞者数=世界第7位

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しかし、彼は「これらはいずれも日本の人口の多さが影響しているので、絶対数ではなく一人当たりの数値を見るべきだ」と主張しています。そこで、前述の3つの項目を「1人当たり」で見ると、

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GDP=世界第27位

輸出額=世界第44位

ノーベル賞受賞者数=世界第39位

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となり、決して特別な国ではないことが分かります。

 

ちなみに、輸出額はドイツ(世界第3位)の48%に過ぎません。しかも、日本の人口はドイツより1.6倍多いので、日本の1人当たり輸出額はドイツの1/3しかありません。

 

氏は日本の人口減少問題を踏まえ、日本人経営者の無能ぶりについても言及しています。

「1970年代、日本が好景気だったのは、日本の経営者が優秀だったわけではなく、人口激増による人口ボーナスの恩恵を受けたから。1990年代に人口が減少していく流れになった時、経済の有り方を全面的に変える必要があったが、日本人にその意識は足りなかった。今までの日本的経営は、ものごとの「管理」に重点が置かれていた。右肩上がりの時代はそれで良いが、今の時代は違う。世界一有能な労働者が居るにも関わらず、先進国で最低の生産性しか発揮させていない日本の経営者は「危機的」と言える。」

 

 

(3) 日本人にメッセージを伝える時の3つのポイント

私は、上述した「不都合な真実」を素直に受け止めることが出来ました。それには、以下のような理由があるのだと思います。

 

・客観的なデータを使用している。

・氏が日本経済だけではなく、日本文化にも精通している。

・日本をより良くしたいという氏の想いが伝わってくる。

 

そして、この3点は外国人である皆さんが日本人を説得したり、アドバイスするときに、重要なポイントでもあると思うのです。例えば、皆さんが日本人の上司や経営層に対して、またはクライアントに対して何か提案する時や変革を促す際には、この3つのポイントを抑えられると、成功率が高くなるでしょう。

 

デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論

(ISBN-13: 978-4492396353)

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デービッド・アトキンソン 新・観光立国論

(ISBN-13: 978-4492502754)

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