皆さんは何か新しいことを学ぶ際、ノートに手書きをするのとパソコンのキーボードにタイプするのとどちらが好きですか?

この質問に「タイプ」と答えた人は、タイプの方が書くよりもずっと早いし、また、インターネットなど他のことも一緒にできるからというのが理由かもしれませんね。 しかしながら、いくつかの研究ではタイプよりもノートに手で書く方がより学習効果が高いことが証明されています。では何故、ペンはキーボードよりも効果的なのでしょうか?

書くという行動は、脳幹の網様体賦活系(RAS)にある多くの細胞を刺激することが科学的に証明されており、これはタイプをすることでは得られない刺激だということです。そしてRASは、脳が処理しなければならないあらゆるもの中で、その時点で焦点を当てているものをより重要視するフィルターとして働くのだそうです。

読み書きの体系とその学習プロセスとの関係を研究しているバージニア・バーニンガー博士によると、手書きは手を使って文字を書き、それらを組み合わせるという行為によって脳がより活発に働きますが、一方のタイピングは、どれも同じようなキーを押して文字を選択するにとどまるため、脳の作用に違いがあるのではないかと述べています。

もちろん、ペンとキーボードのどちらがいいかは個人的な好みやこれまでの体験によって違ってくるでしょう。妥協案として、スタイラスペンを使うPCやデジタルペンを使うのも学習効果を高めるのに役に立つかもしれませんね。

参考

http://lifehacker.com/5738093/why-you-learn-more-effectively-by

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